疑惑が確信に変わった店
ハワイ最後の夜は、ハワイでも指折りのお店と評判のラ・メールへ。
やはりハワイに行ったのならここは欠かせません。ハワイでも最高級のお店ということでドレスコードはどうなってるのか?これで大丈夫なのか?などと色々と調べたり、妻と話し合ったりして、お店に行く前からワクワクドキドキしっぱなしでした。
(結局、私はビジネスカジュアルのような格好で行きました)
がしかし、心理学の本を読んだ時に、人はショッピングで何かを購入した後よりも、購入前に検討している時の方が幸せであるという研究結果があると知りましたが、このことを身をもって体験することになりました。
通された座席が残念
予約した時間にラ・メールに行き、通された席はこの写真が”撮られた”場所と同じような場所でした。みなさん、おわかりでしょうか。ポイントは写真の場所ではなく、写真の撮影者がいた場所に通された、ということです。
しかも、妻と私が向き合う形のテーブルではなく、妻と私が横並びになるような配置のテーブルでした。つまり、私達は海辺を眺めるカップルを見ながら食事をすることを求められたのです。
これなら無理に海を見せなくてもいいから妻と向き合って食事に集中できた方がどれだけよい雰囲気で食べられることか・・・とこの時点で、私はだいぶラ・メールへの不信感が募りました。
幸いに、一皿目が出てきたあたりで、私たちの右斜め前の窓際に座っていたカップルが会計をして座席が空いたので、
お店の方に「あの席は空いているのか?」と尋ねた所、お店の方が私の言いたいことを察してくれ、一皿目が食べ終わった段階で座席を窓際に移動させてもらうことになりました。これで大分サービスへの信頼度は取り戻せましたが、やはり第一印象が悪かったのは拭いきれません。
食事もそれほど
食事についてもそれほど特筆するほど美味しいとは思えませんでした。一人15,000円ほどのコースでしたが、どれも突き抜けた味のものはなかったと記憶しています。
もちろん、美味しいことは美味しかったですよ。でも、この値段出せば、日本ならもっと美味しい料理が食べられるのは間違いありません。
たいていの食事も美味しそうに食べる妻も食後にぽろっと「期待しすぎてたのかもね」と言ってしまうほどでした。
お店の雰囲気自体は落ち着いた高級感があり、とても良かったです。しかし、肝心の味の方がそれほどだったので、次にハワイに行くことがあっても再訪はないでしょう。
最後に安牌を残していたつもりでしたが、まさかの結果です。このラ・メールでの食事によって、ハワイって食事がイマイチだよねという疑惑が確信に変わってしまいました。結局、このハネムーンで最も美味しい料理を出してくれたのはトミー・バハマでしたね。あそこは次にハワイに行くことがあっても必ず訪れるでしょう。